「大倉の桜が満開だったよ」
4月の暖かな日曜日の昼下がり。こんな噂を聞いて、桜を見に行ってきた。
![大倉緑地前バス通りの桜](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/ef292fafc524ac2ae4d71d6cd06c903d.jpg)
大倉とは大倉緑地のことで、仙台市泉区にある緑地である。
泉パークタウンの東端にある桂地区と、東北自動車道との間に位置している。
この緑地はバス通りに面していて、反対側の歩道でも桜が満開である。
気のせいかもしれないが、緑地の前を通る車は、少しゆっくり走っているように見受けられる。
![大倉緑地入口の桜とベンチ](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/b438c99f4020ec2389e86e17cb653737.jpg)
横断歩道を渡ると緑地側の角に、三角の形をした小さな広場がある。そこに、青いベンチが緑地に向いて設置されている。
ここからは、緑地の全体を見渡すことができ、特等席かもしれない。
![大倉緑地の桜並木](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/f2ec44d50ec34f984cf26689b759ab16.jpg)
バス通りから住宅地に入っていく道路があり、その車道の手すりの内側に沿って、桜の木が並んで植えられている。
どの木も満開である。
![大倉緑地の桜の枝に咲く花](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/964e9ee8c05144aa6c6e908f214334d1.jpg)
緑地の中は、広場らしき場所がほとんど無く、ほぼ全てが斜面になっている。
桜の木の傍に、大人二人がかろうじて並んで歩けるほどの、幅の狭い小道がある。
![大倉緑地の桜並木](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/d2f0f10c007e5711fbdbb9985f34458a.jpg)
ほとんどの人が、この小道を行き来している。
上ばかり見ていると危険である。特に、すれ違うときに気をつけないと、斜面を転がってしまいそうだ。
![大倉緑地の池と桜](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/5adf5115f3460918f8305db2016cc9a8.jpg)
もっとも、池の手前にはフェンスがあり、池に落ちることはなさそうだ。
斜面の下側にも桜の木があり、桜の枝が大きく手を広げているようにも見える。
下から見上げるのも良し。上から見下ろすのも良し。
![大倉緑地全景の桜](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/9acc3a8b2e020fe6dbfa9f71de5cae13.jpg)
緑地の北側からの眺めは、遠くの街並みまで見えて壮観である。
遠くから見ても、近くで見ても、どこから見ても、桜の花は絵になるものである。
![大倉緑地の桜の下で](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/8587dc0451bbfdc5f77c1df0922c2233.jpg)
桜の花を見渡しながら、桜の花の下でお弁当。
これは今だけの贅沢ではないだろうか。
![大倉緑地の桜とあずまや](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/24359dff0a6c3316d018b74892cefd0b.jpg)
バス通りと反対側にもちょっとした広場があり、あずまやの下のベンチで休憩できるようになっている。
![大倉緑地の桜とレンギョウの花](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/7833ad8ea2c563f34901bdf1ef3a457c.jpg)
そこからは、レンギョウの黄色い花と共に、桜の花を見ることができる。
![大倉緑地の側道から見た桜](https://www.katurashima.com/wp-content/uploads/2019/04/dbbee88ae03d8f3cf25a0143125a6974.jpg)
バス通りから住宅地に入った道路からは、満開の桜並木を見ることができる。
この辺に住んでいる人は、毎日この桜を見ていることだろう。
本当の特等席は、この地に住んでいる方の家なのかもしれない。
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