平成の時代が、今年で最後になる。そんな年の元旦を迎えた。
幸いなことに天気がよく、東の空が明るくなった。
風はほとんどなく、空気は痛いぐらいに冷たい。
車の通る音もなく、人の気配もない。
静寂の中で、太陽が昇る。
水平線ならぬ建物のシルエットが、暗闇と夜明けをくっきりと分けている。
ゆっくり流れていく雲の色が、太陽が まもなくそこから顔を出すことを教えているようだ。
夜明けの様相は、昨日とさほど変わらないのかもしれない。
しかし、年が改まった朝だと思うと、今日から気持ちを新たにして出発できそうな気がする。
誰もが気持ちをレセットできる、一年で一番いい日なのかもしれない。
だったら、毎月の1日が元旦と思えばどうだろうか。さらに、毎週の月曜日にはどうだろうか。
平成最後の元旦の夜明けに思うこと多し。
平成の30年間、長いようでもあり短いようにも感じられる。
本年が、素晴らしい一年になるよう、願うものである。
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